前回ワタシの「パニック障害のはじまり」について読んでいただきありがとうざいました。
それにしても一度、封印してしまった過去の記憶をほじくり返すのって意外と大変なものですね…
あれから、相当な時間が経ったので自分の中では何でも無いことだと思ってたのですが文章にしていくと意外と鮮明に記憶が蘇りドッと疲れてしまいました…汗
ですが、続きを待っていてくれる心優しい人が何処かにいてくれるかもしれないので、ボチボチとですが続きを書いていきたいと思います。前回の続きからスタートです。
これが噂のドクターショッピング!?
得体の知れない具合の悪さに振り回され心身ともに疲れ果ててた頃、たまたま観たTV番組で女優の田中美里さんがパニック障害を患ったことを話されていた。確か、長嶋一茂さんと一緒に出てた番組だったかな?
普段なら「ふ〜ん、そんな病気があるのねぇ…」なんてスルーするのだろうが、どうにも引っかかる。
「パニック障害、何じゃそりゃ?」
当時はパニック障害の認知度って今に比べると随分と低かったように思う。
もちろんワタシ自身も自分がこんな状態になるまで全く知らない病気だった。
日増しに症状は悪化していく。何度も「ワタシ、死ぬかも!?」っていう得体のしれない不安感や恐怖に襲われたり、血の気が引くような感覚や震えに襲われたり…今だったら「あぁ、パニック発作キターー」なんて分かるけど、当時はその度に死を覚悟したり、何度も病院へ駆け込んだものだ。
内科や耳鼻科へ行きいろいろな検査もした。脳外科へ行きMRIも撮ったけれど全く原因が分からなかった…。
原因が分からないから、あちこちの病院へ足を運ぶ。これが俗に言うドクターショッピングってやつだろうな。
そのうち仕事へも行けなくなり休みをもらい、一日中暗〜い気分でどんより過ごし、死にたくないけど死ぬかもしれない不安感にずっと襲われ続けていた。
これだけ病院で詳しく調べても原因も分からない…ってことは最終的に精神的なことからきてるのか?
そんな時にふとパニック障害のことを思い出す。
もしかして、ワタシもパニック障害ってやつかも?
ずっと気になって頭の片隅にあった「パニック障害」って言うのをネットで検索してみる。
なんとなくではあるが、自分自身の症状に当てはまる気がする。
そして藁にもすがる思いで心療内科の門を叩いてみた。
ここ数ヶ月、自身に起きた症状のことを順を追って先生にお話する。
「ワタシ、どこが悪いんでしょうか?」ここ数ヶ月、いろいろな病院で何度聞いた質問だろう…
ここでワタシの病名が分からなかったら、この先どうすれば良いんだろう。
すると、先生は「大変でしたね…あなたのお話を聞いている限り、おそらくパニック障害でしょうね。」
ホッとした…得体の知れない恐怖の原因が何なのかがやっと分かった。
病名が分かったからと言って、すぐに治るワケではないけれどほんの少し光が見えた気がした。
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