40オンナの冴えない現実。

日々の暮らし

最近は本当に何をするのも億劫。
平日、仕事が終わると何処にも寄らずに真っ直ぐ帰宅する。
ご飯を食べてボーッと過ごし、お風呂に入り再びボーッとしてたら、あっちゅー間に寝る時間。
正直、お風呂に入るのだって面倒。
自分で自分の尻を叩いて、気分を奮い立たせて無理矢理から入りに行く。
出来ることなら誰か代わりに、お風呂に入ってくれないだろうか?と真剣に考えてしまうほど。
子供の頃によく「誰か代わりにトイレ行ってくれないかな〜」ってよく言ってたよな、そう言えば。
ってことは私ったら子供の頃から、生粋のものぐさ人間だったって訳だ。
三つ子の魂百までとはこういうのを言うのだろうか!?

話は戻り、入浴って気力も体力も頭も使うから意外と疲れるのだ。
特に疲れている時なんて、あまりの工程の多さに考えるだけでゾッとする。
メイクを落とし、髪の毛や体を洗う。
顔も洗わないといけないし、髪の毛を乾かしたりお肌のお手入れもしなけりゃならない。
その長い長い工程を考えると、ついつい入浴タイムをギリギリまで引き伸ばしてしまうのだ。
結局は諦めて気合を入れ風呂場へ向かうことになるのだけど、とにかく面倒くさい。
とは言いつつも不思議なもんで、お風呂から出てきたらスッキリする。
そんなこんなで毎晩、葛藤しながらも風呂場へ向かう自分がいるのだ。
その結果、入浴がリフレッシュになってるのか、ストレスになっているのかよく分からない状態になっている。

そして休日は何も出来ずに、はいおしまい。
ベッドにゴロゴロ横たわり、ダラダラとスマホを眺めてるうちに休日が終わってく。
だいたい毎週こんな感じで、飽きもせずに退屈で不毛な休日を過ごし続けている。
数年前は、こんな休日を過ごしていることに対しての焦りは、まだまだあった。
「私、何してるんだろう?せっかくの休みなのに、なんて勿体無いことをしたの!」
それが今じゃ、何もしないことが当たり前。
ルーチンと化しているのが恐ろしい。
なんだったらアクティブに動き回っている自分を想像する方が今となってはゾッとしてくる。

もうね、廃人よ、廃人よ…

休みの前の日は、あれやこれやと一丁前にやりたい事を思い描くけれど何一つとして達成しない。
あと一時間、ゆっくりしよう。
あと一時間、あと一時間…そう言ってるうちに、あっという間に一日が終わっていく。
でもそれも致し方ない。
明日からの一週間を心穏やかに過ごせるようにするための、私なりの英気の養い方なのだから。

そういえば、いつの頃からか休みの日に誰かと過ごすことがなくなったな…
気付けば敢えて誰とも過ごさない休日を選択するようになった。
友人から誘いを受けたとしても、何かしら理由を付けて断ることが増えた気がする。
誰かと休日を過ごすと、自分の休息の時間が減っていく気がしてならないのだ。

平日は人に気を遣って過ごしているのだから、せめて休日くらい誰にも気を遣わず過ごしたい。
どうやら人と過ごすことの楽しみや刺激は、今の私には必要がないと脳みそがシャットダウンしたようだ。

余裕がないっちゃそれまでなんだろうけど、とにかく今は何もいらないのだ。
平日の仕事を平穏無事に乗り切れることだけに注力している。
仕事のためだけに生きてる訳でもないし、大した仕事もしてないくせにねぇ…
でも悲しいかな、それすら無くなったら一気に生きてる価値さえなくなる気がする。
そんな毎日を送りながら、生きることって大変だなって本当に思う。
自分で自分を保つだけで大変なのに、人に余力を注ぐほどの気力も体力もない。
自分の中のストレスを極限に減らすことだけ考える。
毎日小さく頑張りながら過ごす自分自身に生きてるだけで、偉い、偉いと褒めてやりたいものだ。

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