友人の恋愛相談は正直言って面倒くさいと思うのは私だけでしょうかね?
それもそんなに仲良くない友人だと殊の外、面倒くさい。
10代の頃は友人とたわいもない恋バナや恋愛相談したりされたりするのが楽しかった。
お互い好きな男の子のことをキャッキャ言いながら一喜一憂する。
時に妄想なんかも交えてあること、ないこと、いろんなことを話して盛り上がる。
あの頃の恋愛は初々しくてキラキラしてて可愛らしかったな…
20代の頃の恋愛も10代の頃と違う意味、キラキラしてたような気がする。
まだまだ夢見がちな部分もあり恋に理想や幻想を抱いてたところもあった。
そう言えば何か辛いことや悩みがあると友人に相談しまくってたな…
「うんうん、わかるよ!その気持ち〜」
共感の嵐の末、互いに慰め合う。
仲の良い友人の場合、その彼氏とも交流があったりしたので、より身近に感じたのかも知れない。
「あ〜、○○君なら、そんなこと言いそうね〜」とか。
そして自分も同じようなことで悩んでたりするから、何かしら共感する部分もあったのだろう。
少し大袈裟だけど共に闘う同志的な感覚!?
20代の恋愛はその後の人生を左右するので悩みが尽きなかったように思う。
今、振り返れば10代、20代の頃は些細なことで一喜一憂してた気がする。
まぁアレはアレで、なんだかんだ言いつつも楽しんでたし良い思い出ではあるのだが…
ところが30代辺りから徐々に雲行きが怪しくなる。
とにかく相談される内容が重い…
聞いててイライラするものや、ドラマの世界かってほどドロドロしてる内容も多かった気がする。
冷静に考えると関係のない私が胸糞が悪くなったり無駄にイライラする必要はないんだけどね。
結婚したいけど彼が煮え切らないだの、彼氏にこんなことをされて〜って内容や愚痴。
それはそれはリアルでえげつないことも数々聞かされた。
そんな最低な彼氏だったら、とっとと別れて次に行けばいいのに…
傍から見たらそれが賢明な判断というものだろう。
けれど悲しいかな、そこはスパッと決断できない、お年頃なので厄介極まりない。
新しい相手を探した方が少なくとも今よりは幸せになれる気がすると思うよ!
今の彼と、この先一緒に生きていっても結局は同じことの繰り返しだと思うよ!!
そう思うのだが他人の私が意見して、おおごとになってしまっても責任は取れない。
なので喉元まで出かけた言葉を、飲み物と一緒にグッと飲み込んでやり過ごす。
こりゃ完全に消化不良だ!
悶々としながら聞いているから、胃の調子が悪くなってきそうだ…
この辺りから恋愛相談をされるのは、なんか面倒くさいなぁと思い始めるのだ。
彼女である友人のことはよく知っているが、彼氏は面識もなく一切知らない相手。
付き合い始めた頃のラブラブ期に一度か二度、写真を見せられたくらいなので顔もうる覚え。
そして彼氏の為人は友人からの情報や散々聞かされた愚痴から形成されている。
そんな彼氏だって当然良い部分は沢山あるのだろう…
しかし、それ以上にダメな部分が強すぎて彼氏の印象はどんどん悪くなっていく。
これが俗に言う情報操作ってやつなんだろうか?
結果、最低な彼氏としてインプットされてしまう。
でも友人の恋愛相談に相槌を打ちながら、どこかモヤモヤしてる自分がいるのだ。
なんかフェアじゃないんだよな…
30代ともなると学生時代のように友人の恋愛が始まる瞬間に立ち会う訳でもなけりゃ、20代頃みたく友人に彼氏を紹介され一緒に遊ぶなんてことは滅多にない。
なので全く知らない彼氏より、よく知ってる友人の肩を持ってしまうのはしょうがない。
とは言え、友人の話ばかり聞いてると少々、胸焼け気味になる。
ちょっとそれは、私的には違うかも…
どっちか片方の話ばかりを聞いちゃいけないよってよく言われるのが其処なんだろうな…
どう考えても片方の意見だけしか聞かない恋愛相談はフェアじゃない。
大人になると考え方も変わってくるし、自分と友人の価値観が全て一致するわけじゃない。
きっと友人は話を聞いてほしいだけなんだ。
そこに肯定は必要だけど、否定は必要ない。
話を聞いてほしい友人の気持ちを汲んで相槌を打つ度、心の中で何かが悶々としはじめる。
なので面識があるわけでもなけりゃ、何一つ知らない会ったこともない相手のことを延々と聞かされ、負のエネルギーをぶちまけられる不毛さたるや…
居酒屋でエンドレスに続く友人の恋愛の悩みや愚痴に、いい加減うんざりしてくる。
そんなことより一刻も早く家に帰り、ゆっくりしたいなと思っている。
最低だと思われるかもしれないが、そんな風に思ってる人も世の中には一定数居るはずだ。
久々に会うなら、もっと楽しい話がしたいし、くだらない話で笑い転げて家路に着きたかった。
熱く語られる悩みは本人にとっては深刻なもの。
けれど傍から見れば取るにならないものだったりする。
お互いに大人だから譲れないことも多いし、生活リズムやそれぞれの価値観の違いは重々承知。
そんなこと分かってはいるけど相手への不満は募る一方で、直してもらいたいと躍起になる。
もし自分の立場に置き換えたら簡単には直せないし譲れないものは譲れない。
無理して頑張ってみても、嫌になって元通り。
余程のことがない限り難しい。
仮に私だったら疲弊して自己嫌悪に陥り、開き直るって最悪なパターンが関の山だ。
年齢を重ねると若い頃にあった柔軟性は明らかに無くなってくるし、相手に寄せるって難しい。
それを相手に望んでしまうから、そりゃ愚痴は尽きないし、悩みはエンドレスに続いてく。
どこかで妥協したり折り合いを付けなけりゃ他人と生きていくなんて一生無理なんだろう…
そんな30代を経て、周りの人たちも落ち着いていたはずなのに。
離婚した友人の新たな恋路や新規で知り合った年下の友人から聞く恋バナ。
ここ最近、そんな彼女たちから恋愛相談や彼氏のことを逐一、聞かされ少々疲れている。
30代、あれほど煩わしいと思った恋愛相談とも、ようやくお別れできたと思ってたのに…
こんなところで再会するなんて!
そんなこんなで、申し訳ないが今の私には彼女達の悩みに一喜一憂する気力はすでにない。
それに友人から相談された時、私の意見が期待してたものじゃなかった時の、あからさま納得できてない顔ときたら…
きっと同調して欲しかっただけかもしれない。
でも変に同調したら次回以降、私の答えの辻褄が合わなくなる。
この歳になり、人のことに振り回されて疲れるのは正直、ごめんだ。
価値観なんて十人十色だし、私と友人の価値観が違って当たり前だからしょうがない。
それに、あからさま納得できてない顔ってことは自分の軸は既に定まっているだろうし。
学生の頃のように取り留めのない恋バナや恋愛相談をエンドレスで聞かされても煩わしい。
けれど、頑なに聞かない訳にもいかないので、正気のない目で申し訳程度に相槌を打っている。
久々にご飯に行く際は、くだらない話8割、恋バナ2割くらいで勘弁願いたい。
それ位なら聞くだけ聞こうじゃないか!
人の恋バナを聞くくらいならドラマを観てドキドキ胸キュンする方がよっぽど楽しいし気も楽だ。
その方が私の中の女性ホルモンも活性化されるってなもんよ。
それに、それによ…
私に恋愛相談してもろくなことはないはず。
この年まで独身でいるってことは、それなりに癖のある恋愛感を持ってるはずだから。
世間一般の枠からはみ出して生きてる私から、ろくな答えは得られないってことに、そろそろ気付いてもらいたいものだ。
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