ついに来たのか!?これって老眼なの?

日々の暮らし

子供の頃の私は眼鏡というものに憧れていた。
きっと大好きだったアニメ「Dr.スランプ」のアラレちゃんの影響が大きいと思う。
アラレちゃんのキュートなメガネ姿に幼い私はたいそう憧れたものだ。

そんな眼鏡に並々ならぬ憧れを持つ私。
しかし学生時代の私ときたら視力検査では常に1.0以上キープ。
おまけに幸か不幸か家族全員、揃いも揃って視力が良いときてる。
なので当然、眼鏡なんてものは家の中に転がってるはずがない…

今となれば全く理解できないのだが眼鏡を掛ける行為そのものが羨ましくて仕方がなかった。
「目が悪いから黒板の字がよく見えなくて…」
そんなシチュエーションにも憧れたりしたものだ。

小さな文字もしっかりと見えてるくせに、そっと目を細めてみる。
ワザと目が悪いフリをしてみたりする。
「あれ?○○ちゃんって視力悪いの?」
友人に聞かれればシメたもの!
「最近なんだか黒板の字が見にくいのよね〜」
これみよがしに、もしかしたら目が悪いのかもアピールをする始末。
今から思えば、誰得なのか全く分からない。
ちょっと目が悪いんですよね、私って。
そんな意味の分からない演出をしていたあの頃…
恥ずかし痛い…痛すぎる思い出だ。

ところが、どうしたことか!!
20歳過ぎた頃から、あんなに良かった視力が坂道を転げ落ちるように悪くなっていくではないか。
そして40歳超えた今、裸眼では生活に支障をきたすほど視力が悪いときてる。
こうして子供の頃、夢にまでみた憧れの眼鏡ライフを思わぬ形で手に入れることになった。

そして今、見え辛くて目を細るたび、わざと目を細めていたあの頃が懐かしくなる。

初めて眼鏡を作った頃、そりゃもう憧れの眼鏡生活にテンションが上がったものだ。
しかしながら眼鏡やコンタクトの力を借りなきゃ見えないって世界で暮らし始めると、裸眼で何だって見えてたあの頃に戻りたくて仕方がない。
実際のところ眼鏡やコンタクトレンズの生活ってものは、まぁこれが何と不便なこと!
朝、起きると「眼鏡、眼鏡…」なんて言いながら何よりも先に眼鏡を掛けるところから始まり、コンタクトを着ければドライアイのせいで目がバッサバサ。
おまけに一日を共に過ごしたコンタクトってのは、ピッタリと目に張り付き行方不明状態になるから上手く外せない。
イライラしながら一日の終わりを迎えるなんてことはしょっちゅうだ。




そしてコロナ禍のせいで昨今のマスクが欠かせないこのご時世。
四六時中マスクをしているお陰で思わぬ弊害が出てくる始末。
そう、マスクをすれば眼鏡が曇るときたのだ。
雨の日や冬の寒い日なんて特に最悪!
少しでも暖かいとろに入ると一瞬にして眼鏡が曇る。
知らない人が見たら恐ろしく鼻息が荒い人に見えてるんじゃなかろうかなんて一人悶々としては、無駄にそっと息を止めてみたりなんかしてく人知れず眼鏡の曇りと戦ってるのだ。
でも、その反動で結局余計に眼鏡が曇る悪循環にいつも陥る。
今のところ九分九厘、負け試合だ…

かと言って、さっきも言ったけどコンタクトを入れれば目が乾燥してバッサバサになる。
いくらこまめに目薬をさせど、乾燥するものは乾燥するのだ。
一日中PCと向き合っていたら目の奥なのか、それとも頭なのか?いや肩こりからなのか!?
とにかく、どこからともなくやってくる憂鬱な頭痛にうんざりする。
頭痛とドライアイのコラボのせいで頭痛薬も欠かせなくなってくるから困ったものだ。

そこにきて最近、密かに私を困らせているもう一つの悩み。
なんとなく細かいものが見にくい気がするのだ。
いや、なんとなくですよ。ほんと、なんとなく…

もしや、これって噂にきく老眼ってやつかしら!?
でも、視力が悪い人ってのは老眼が遅いとか言うしね…
いやいや〜、きっと眼鏡の度が合ってないだけよね。
なんて言いつつ新聞を少し離して読んでみる。
自身を励ましながらも、同年代の友人にそれとなく老眼チェックを入れてみたりなんかして。



確実に何かしら日々衰えを感じていく。
抗わずにある程度は受け入れていかなければとは思いつつも、老眼と少しずつ増えていく白髪は少し受け入れ難くほんの少し抵抗してしまう。
若い頃は平気だったオールで飲み会が30過ぎた辺りから辛くなったよね〜なんて話と少し違う哀愁が漂う。

明らかに感じる老化だものね…
降参する日その時まで、ブルーベリーのサプリを飲みつつホットアイマスクでもしながら抗いまくってやろうではないか!

子供の頃、眼鏡って物にあんなに憧れを抱いていたのは一体なんだったんだろう…
ないものねだりなんだよね、結局のところ。



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