笑点のオープニング曲は心の健康状態をはかるバロメーター

日々の暮らし

休日って何故、こんなにも早く終わるのだろう。
時間の流れが平日と全然違う気がする。
特に日曜の夕方…
「チャンチャカチャカチャカ、チャンチャン」
笑点の底抜けに明るいオープニング曲がTVから流れてくる頃。
私のテンションが急に下がってくる。
途中に鳴る「パフッ」っていう効果音を合図に居た堪れない気持ちになるのだ…
気の抜けたような、あの「パフッ」を聞くと一気に切なさが爆発する。
休日が終わる寂しさ、明日から始まる長い長い5日間を思うとやるせない気持ちになる。

じゃあTVを見なけりゃいいじゃん!
そう思うだろうが、怖いもの見たさでついつい…ね。
まぁ、私にとって笑点のオープニング曲は心の健康状態のバロメーターとなってるから仕方がない。
番組自体忘れてる時は、心身ともに超健康。
何も感じずにオープニング曲を聴ける時は比較的健康。
オープニング曲を聴いて心がざわつく時は、そろそろ危険。
オープニング曲を聴いてため息ばかり吐き心が塞ぐ時は、いよいよヤバイ。


世間でよく言われてる「サザエさん症候群」の笑点版。
私の場合はサザエさんじゃなくて「笑点症候群」なのだ。
あの底抜けに陽気な音楽が憂鬱と不安とともに休日の終わり告げにやって来るのだ。

むしろ、サザエさんは私にとっては安定剤的な要素が強い。
たいした事件も起きない平和な一家の日常を見て安心する。
いついかなる時も変わらずそこにあり続け、不変的なものとして存在するのがサザエさん。
子どもの頃から変わらずある風景。
時代の波に飲まれることもなく磯野家とフグ田家はそこに存在し続ける。
だって令和の時代にも関わらず相変わらず黒電話。
この時代に御用聞きにサブちゃんがやってくる。
そこはきっとスマホやパソコンも存在しない。
指一本でネットで買い物ができる時代が訪れるなんて誰も信じないだろう。
そして事件と言えばサザエのおっちょこちょいとカツオのしでかし位。
情報に流されることのなく古き良き時代を生きている、あの家族の日常。
平和な時間が流れていて、見ているだけで何となくホッとできるのだ。

話は逸れたけど、とにかく私は「笑点」を自身のメンタルのバロメーターにしている。
ちなみに今週は超健康。
番組自体を忘れて過ごすことができた休日。
とは言うものの、やはり明日から始まる仕事に対しての嫌さは相変わらず変わりない。
月曜から金曜まで。
なんとか秒で終わらないかと、そればかり願っている。
どっちにしても休日が終わっていく寂しさは変わらない。
仕事が生活の一部に無理なく組み込まれ心身ともに健康で過ごせる毎日が訪れる。
この先、そんな日が果たしてやってくるのだろうか…



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